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基礎情報 | ||||
四股名 | 北の若 大輔 | |||
本名 | 齋藤 大輔 | |||
生年月日 | 2000年11月12日(21歳) | |||
出身 |
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身長 | 189cm | |||
体重 | 145.1kg | |||
BMI | 40.6 | |||
所属部屋 | 八角部屋 | |||
成績 | ||||
現在の番付 | 東十両5枚目 | |||
最高位 | 東十両5枚目 | |||
生涯戦歴 | 92勝53敗5休(19場所) | |||
データ | ||||
初土俵 | 2019年3月場所 | |||
備考 | ||||
2022年5月22日現在 |
北の若 大輔(きたのわか だいすけ、2000年11月12日 - )は、山形県酒田市出身で、八角部屋所属の現役大相撲力士。本名は齋藤 大輔(さいとう だいすけ)。身長189cm、体重145.1kg、血液型はO型[1]。最高位は東十両5枚目(2022年5月場所)。
酒田市立宮野浦小学校在学中は水泳、野球と複数のスポーツに取り組み、相撲は3年生の時に酒田相撲教室で始めた[1]。4年次にわんぱく相撲全国大会で3位、6年次に全日本小学生相撲優勝大会で2位に入賞している[1]。酒田市立第一中学校では2年次に全国中学校相撲選手権大会2位、3年次に全国都道府県中学生相撲選手権大会で優勝を果たした[1]。中学校卒業後は故郷を離れて埼玉県の埼玉栄高校に進学した。高校の同期には栃神山らがいる[2]。1年次に高校総体団体準優勝、国体少年の部団体優勝としたのを皮切りに、2年次に宇佐大会個人優勝などの経験を重ね、3年次には高校総体の個人戦で優勝し、高校横綱のタイトルを獲得した[1]。3年次には他にも高校総体団体優勝、国体個人・団体優勝、全日本選手権出場などの実績を残している[1]。
高校卒業後は大相撲の八角部屋に入門し、2019年3月場所で初土俵を踏んだ[3]。八角部屋を選んだのは、小学生時代にわんぱく相撲全国大会出場のため同部屋に宿泊した際に、山形県出身の大岩戸ら部屋関係者に優しくしてもらった思い出があるためで[4]、八角部屋の大師匠に当たる北の富士勝昭からも、酒田市にある北の富士の親族が経営するちゃんこ料理店で声をかけられたことがあるという[1]。北の富士は北の若の入門の際に酒田市役所への表敬訪問に責任を持って同行した。そのようなことから北の若は「北の富士の秘蔵っ子」と目されていた[5]。四股名も北の富士にちなんで命名された[6]。
初めて番付に載った5月場所では、東京農業大学相撲部出身の時栄を破る星もあったが6勝1敗に終わった。翌7月場所では時栄に加えて、同学年で相撲未経験者の琴進(後の琴大進)にも敗れて5勝2敗に終わり、9月場所も序二段に留まった。高校横綱経験者が三段目昇進前に序二段で2敗、および序二段に2場所以上在位するのは史上初めて。三段目に上がった同年11月場所では、6連勝スタートとするも、勝てば三段目優勝の7番相撲で元林(後の欧勝竜)に敗れ優勝を逃した[7]。幕下に上がった2020年1月場所以降も勝ち越しを続けて、同年11月場所では西幕下9枚目まで番付を上げたが、入門以来初めての負け越しとなった。「うまさでかわされてしまうこともあります」と負け越しの理由を分析しており[8]、翌2021年1月場所は勝ち越したが、最高位を東幕下8枚目に更新して迎えた3月場所は再び負け越しとなり、やや足踏みの状況が続くことになった[9]。東幕下11枚目だった9月場所は1番相撲から6連勝とするも、7番相撲で深井に敗れ幕下優勝と新十両昇進を逃した[10]。しかし、東幕下3枚目で迎えた11月場所は東幕下3枚目で5勝2敗の成績を残し、千秋楽に十両の旭秀鵬を破って新十両昇進濃厚と報じられた。既に十両昇進が半ば既定路線となっていたがこの結果には満足せずむしろやっとスタートラインに立てたと気を引き締めた[11]。場所後の12月1日に行われた番付編成会議により、正式に2022年1月場所での新十両昇進が決定した[12]。酒田市からの関取昇進は史上4人目。同日の新十両昇進会見では昇進できたことに対する安堵を見せ、師匠から前に出る大切さを再三言い聞かされた結果として入門当初とは相撲が変わったことを語った[13]。入門の世話をした大師匠の北の富士は、努力すれば普通に三役になれると期待を寄せた[5]。
入門当初は差しに行ったり変化気味に深い上手を取りに行ったりする安易な相撲が目立ったが、部屋の関取衆・親方衆からの指導によりこれらの悪癖が抜け、十両昇進時点では前に出る相撲に徹するようになった[13]。八角によると高校横綱としてのプライドが邪魔して入門から2年の間において前に出る押し相撲の重要性を理解しなかったのが、関取昇進までに約3年を要した原因だったという[5]。2022年1月場所3日目、NHK大相撲中継解説の席についていた北の富士が「幕下時代よりも体がよく動いているし、伸び伸び取れてスケールの大きな相撲で、この相撲を磨きあげていけばいいんじゃないでしょうかね」と評していた[14]。
2022年3月場所終了現在
一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
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2019年 (平成31年 /令和元年) |
x | (前相撲) |
東序ノ口16枚目 6–1 |
西序二段46枚目 5–2 |
東序二段7枚目 6–1 |
東三段目46枚目 6–1 |
2020年 (令和2年) |
東幕下57枚目 5–2 |
東幕下34枚目 5–2 |
感染症拡大 により中止 |
西幕下20枚目 4–3 |
西幕下14枚目 4–3 |
西幕下9枚目 3–4 |
2021年 (令和3年) |
東幕下11枚目 4–3 |
東幕下8枚目 3–4 |
東幕下14枚目 3–4 |
東幕下21枚目 5–2 |
東幕下11枚目 6–1 |
東幕下3枚目 5–2 |
2022年 (令和4年) |
西十両12枚目 8–7 |
東十両10枚目 11–4 |
東十両5枚目 3–7–5 |
x | x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |