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湧水保全交流フォーラム・遊佐会議

国内各地域の湧水保全活動の現状と課題を探る。
1999年7月24日〜25日 山形県遊佐町の鳥海自然文化館「遊楽里」鳥海文化ホールにて
全国各地で湧水保全活動の取り組む市民や行政関係者、研究者らが集まり
湧水保全に向け連携した活動を目指すことが目的。

 今回の会議は、鳥海自然ネットワーク/月光川の魚出版会/水みち研究会/みずとみどり研究会の四団体で組織する湧水保全フォーラム・遊佐会議実行委員会が企画しました。。
 一般参加者は50名ほどで、私(mikko)は地域のミニコミ誌「コミュニティしんぶん―酒田」で会議の存在を知り、ファックスで申し込みました。もっとも私(mikko)が参加したのは25日の「意見交換会」だけでした。
意見交換会でのメモ
火山は「黒いダム」‥‥「緑のダム」=森、に対応して言われたものでしょう。
火山は貯水能力が高い。(鳥海山も調査報告はないがきわめて高い貯水能力があるようだ/多くの湧水が遊佐一帯に存在することがそのことを物語っている)‥‥安形氏のお話から(氏はWWWサイト「名水大全」の管理者として知られる)

山の湧水と陸の湧水の違い

地下水の汚染の問題

胴腹の滝について     6月に近くでの採石の許可が下りた。
                山形県では採石の安全審査だけで、環境のセクションとは相談しない。
                水自体がだれのものかについて法律で規定がない。「公水」の考えが必要。

森を作って水を確保したという史実は江戸時代よりずっと以前にさかのぼる。
                吾妻鏡には六甲に木を植える話がある。

地元遊佐町には、縄文時代からの生活がずっと生きつづけている。

絶対に必要なもの(水・空気など)は個人所有にしてはいけない。

湧水は『大地のセンサー』である。湧水はたいへんもろく、変化しやすい。

子供たちに湧水のよさをどのように伝えていくか。

参考までに両日のプログラムの要約を記します。(私が参加:変色部分のみ)
7月24日(土)第一部
14時30分 受付開始
15時00分 基調報告1「トゲウオから見た湧水環境」  森 誠一(岐阜経済大学)
15時30分 事例報告1「ホトケドジョウを守る」      菅谷輝美(東久留米ホタルを呼び戻す会)
15時45分 話題提供1「胴腹の滝の湧水温度、湧出水量及び水質について」
                                 神尾 彪(山形大学)
16時00分 話題提供2「河川環境評価法あれこれ」  東 信行(弘前大学)
16時15分 基調報告2「月光川水系に生息するハナカジカたち」
                                 後藤 晃(北海道大学)
17時00分 施策紹介1「健全な水循環の確保」     丸山将吾(環境庁水質保全局)
17時20分 事例報告2「鳥海山麓における湧水分布」 大江 進(月光川の魚出版会)
17時35分 事例報告3「湧水保全に関わる制度上の課題」奥山仁志(遊佐町生活環境課)
17時50分 事例報告4「なぜ水みち調査に取組んだのか」神谷 博(水みち研究会)
18時05分 施策紹介2「健全な水循環系の形成に向けた取組み」安田吾郎(建設省河川局開発課)
           ――休 憩――
19時00分 交流会(夕食と報告に対する質疑討論会)
22時00分 牛渡川ナイトウォッチング(オプション)
7月25日(日)第二部
09時00分 第一部まとめ
09時15分 意見交換テーマ「健全な水循環系にとって湧水とは何か」安形康(東京大学大学院)
09時45分 意見交換テーマ「湧水保全に向けた制度上の課題について」
10時30分 意見交換テーマ「遊佐会議成果の継承等について」
11時00分 解散
11時30分 遊佐・鳥海山湧水巡りツアー(オプション)

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