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・近 況 ・自宅療養 ・父の入院 ・父と私(写真) ・ツタの盆栽(秋たけなわ) ・お布施について ・般若心経について

2002年12月13−4日湯野浜温泉にて(父と私) 2003年3月1日天童温泉にて (合成)

ツタの盆栽(秋たけなわ)

父が丹精こめて育てている盆栽です。
同じツタが玄関のそばの塀に絡みついていますが、このようには赤くなりません。
特に今年は色がいいようです。
1999年11月4日撮影

お布施について


お布施-----僧に与える金銭または品物。
        お寺へのお布施はお坊さんがたへの手数料ではありません。
        その後ろにおられるお釈迦様を讃える気持ちで差し出すのです。
盂蘭盆-----梵語(インド古語、サンスクリットでウランバナ)で倒懸と訳す。
        祖先の霊に供え物をして餓鬼に施し祖先の冥福を祈りその苦しみを救うための行事。
三 施-----三種の布施
財 施  財物を施すこと。
法 施  仏法を説き聞かせること。
無畏施  一切の衆生に畏れの念がないようにすること。
布施にはまだいろいろの方法やかたちがある。
「無財の七施」
1.眼 施 家族に対するときは勿論、隣近所、学校、職場、行きずりの他人にも、何時もやさしい目をむけること。
2.和顔施 いつもニコニコとおだやかな顔で、人に接すること。
3.言辞施(言施) やさしい言葉でひとに接すること。
4.身 施 自分の身を使って他人のために奉仕すること。
5.心 施 真心をこめて他人に接すること。
6.床座施 座席を快く譲ること。
7.房舎施 気持ちよく部屋や宿を貸すこと。
仏教の神髄はお互いを愛する心であり、これがお布施の心構えである。

般若心経について


 私の父は、僧侶ではありません。仏様の教えに興味を持ち(家は曹洞宗の檀家ですから当然ですが)町の敬老会でお話を頼まれたことがありました。父はワープロで次のようなメモを作り出席者に配りました。

摩訶般若波羅蜜多心経=偉大なる般若の智慧で仏教理想を実現するための修業と実践の心髄を説いた仏陀の教え。
@観自在菩薩。行深般若波羅蜜多時。照見五蘊皆空。度一切苦厄。
 観世音菩薩は般若の智慧を身につけられ、仏教理想を実現するための修業と実践によって現象界の事物は皆空であることを会得されて一切の障害を解消された。
A舎利子。色不異空。空不異色。色即是空。空即是色。受想行識。亦復如是。
 舎利子よ物と心は一つであるが見方によって二つにもなる現象界の他のすべての事物も同様である。
B舎利子。是諸法空相。不生不滅。不垢不浄。不増不滅。
 舎利子よ有形無形のすべての事物は空の現われた相(すがた)である、生ずるといっても新しく生じたものではない、無くなるといっても一切無くなってしまうのではない、事々さように、事物にとらわれた偏見によるものであるから、執着心に囚われるなということ。
C是故空中。無色無受想行識。無眼耳鼻舌身意。無色聾香味觸法。無眼界。乃至無意識界。
 故に空の中には主観によるものも客観によるものもなく、ただ因縁によって成るものであるから執着すべき何物もない。
D無無明。亦無無明盡。乃至無老死。亦無老死盡。
 無明は邪見、妄執のため諸法の真理にくらいこと、十二因縁も般若の空であるから三世に生死をくりかえす。
E無苦集滅道。無智亦無得。以無所得故。
 苦は生老病死などの苦、集は苦となる煩悩の集積、滅は悟りの境地、道は修業。無執着であることが無所得の大所得となる。
F菩提薩垂依般若波羅蜜多故。心無圭礙。無圭礙故。無有恐怖。速離一切。顛倒夢想。究竟涅槃。
 菩薩(覚れる人)は般若の智慧で心はなにものにも囚われないので迷いや妄想をしりぞけ真の涅槃(悟り)の境地に達した。
G三世諸佛。依般若波羅蜜多故。得阿耨多羅三藐三菩提。
 三世諸佛(過去、現在、未来)の諸佛は般若の智慧によって真実無上の悟りを得る。
H故知般若波羅蜜多。是大神呪。是大明呪。是無上呪。是無等等呪。能除一切苦。真実不虚。故説般若波羅蜜多呪。即説呪日。
 般若の智慧は最上の呪文である、これは不思議な功徳をもつ佛の教えがことごとく含まれている。
I羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 般若心経。
 自分も悟りの彼岸へ行った、人もまた悟りの彼岸へ行かしめた、あまねく一切の人びとをみな行かしめ終わった、かくして、わが覚りの道は成就された。
 般若の智慧を身につけてみんなで生きよう、手を取り合って生きていこうじやないか、という意味です

<参考に般若心経の本文を掲載します>